今年の車検台数直近5年で最低
14年問題より深刻な影響受ける
2年前に整備業界では「2014年問題」が騒がれた。直前の13年に比べて車検台数が100万台以上減少することが確実だったからだ。それは、2008年9月のリーマンショック翌年の新車販売台数減、次いで2011年3月の東日本大震災による新車販売台数激減の二つの影響を受けた最初の年であったからだ。
だから、今年はその影響をうける2回目に突入する。別表には、16年に車検到来する該当年の新車販売台数をカッコ内に、それぞれの残存率に乗じた残存台数をその下に記入したものである。合計台数は、各年に到来する乗用車台数であり、トラックと9年以上経過した車はカウントしていないが、乗用車が車検総台数の約半分を占めることから、整備業界に与える影響は2014年時より深刻となることが確実と見られている。
2016年の乗用車車検台数
環境の祭典エコプロダクツ2015開催
去る12月10日から3日間、東京都ビッグサイトにてエコプロダクツ2015が開催された。今回で17回目を数え、来場者は年々増加傾向にある。(本年の来場者169,118人)出展者の多くは新たなビジネスパートナーを創出することも考慮しながら来場者に対して自社の環境に対する取り組みを展示した。
トヨタ自動車ブースにては水素自動車である「MIRAI」や「40系プリウス」などの展示もあり、カットモデルによる最新技術の説明を行った。
自動車リサイクル部品団体(ユピックも所属している団体)であるNGP日本自動車リサイクル事業共同組合も出展しており、廃車からとられたエンブレムを募金した来場者にプレゼントするなど、自動車リサイクル業らしい取り組みを見せた。自動車リサイクル部品への興味関心を来場者は高めた。
平日開催ということもあり、来場者の中には社会科見学の学生(小学生~中高生まで)も多く、学校の授業の一環として取り組まれている。
また、自動車コーナーとしては「バックトゥザフューチャー」のデロリアンの展示もあり、リサイクル材を燃料として走らせるイベントも開催された。
整備工場・板金塗装工場元気通信
時代環境に合わせ経営を革新
茨城県「吉崎モータース」の軌跡
茨城県行方市の㈲吉崎モータースは、昭和27年に鉄工所としてスタート。その後自動車の発展に賭け自動車整備業に転身。いまでは、社員数19名という大手の専業企業に成長している。時代の変化に素早く対応してきただけに、早くに自動車販売拠点「スズキアリーナ行方」を道路の反対側にオープン。これが自動車販売の急成長につながり、最近は社員教育と車検台数の強化を目的に車検のコバックに加盟して、3年後の年間車検3000台を目指している。
また、近隣のショッピングモール「ラ・ラ・ルー」内にアンテナショップを出店するチャレンジを決断、成長軌道を着実にする手も打っている。吉崎昌憲専務は、こうした狙いを次のように語ってくれた。「5年後を見据えると、社員教育の強化が必要でした。独力で実践する方法も考えましたが、ブランド力や成長性に優れたコバック加盟がベストと判断したわけです。また、集客を考えると集客力に優れたショッピングモール出店はごく自然な選択でした。いまでは、大きな集客効果を生み始めています。これを足掛かりに、多店舗展開により、もっとお客様に寄り添い、より高い満足感を得て頂ける存在を目指したいと思っています。」
(月刊せいび界より転載)
冬季休業のお知らせ
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼を申し上げます。
誠に勝手ながら、下記の通り冬期休業期間とさせていただきます。
大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承の程よろしくお願い致します。
12月29日(火)から1月3日(日)まで
1月4日(月)より平常通り営業させて頂きます。