自動車整備業の倒産増加する
過去20年では16番目の低さ
東京商工リサーチはこのほど、自動車整備業の昨1年間の倒産状況を発表しています。それによると、2016年の整備業の倒産件数は75件、負債総額は55億8900万円で前年を上回ったと発表しています。ちなみに2015年の倒産数は62件、負債総額33億700万円である。過去20年間で見ると上から16番目と多くはないが、14年の60件が過去20年間で最低だった以降は、僅かながら増加傾向をしめている。
なお、自主的に休廃業、解散している整備業は、2007年以降増加しており、昨年は265件だったとしています。
事業の将来像は「5年以内」廃業
65歳 ― 75歳を適年齢で想定する
自動車整備業を取り巻く経営環境が厳しさを増しているため、広島県自動車整備振興会が昨年6月会員事業場の意識調査を行い、このほどまとめた。調査は、従業員10名以下の専業工場、兼業工場経営者を対象に、①事業の将来見通し、②後継者の有無、について行ったものである。そこで、今月と来月の2回に分けて、調査結果から見えたことを紹介してみたい。
- 高齢経営者ほど廃業思考が多い
回答した807経営者のうち、事業を継続する506人、廃業を考えている127人、わからない174人となり、明確に事業継続を希望する経営者が63%、廃業16%、不明21%となっている。経営者の年齢別でみると、高齢になるほど廃業を考える経営者が多い。54歳以下の経営者で廃業を考えている比率が9%に対し、55歳以上では19%にも達している。
集計が、54歳以下、55-59歳、60-64歳、65歳以上となっているのは、平成25年に中央団体「日整連」が調査した55歳以上の経営者も全国データと比較しやすくするよう配慮したものだが、廃業を考える比率が広島県が10ポイントほど少なくなっている。
- 廃業時期は5年以内が38%
「廃業を考えている」と回答した127人の経営者が、いつ頃の時期を想定しているか確かめたところ「5年以内38%」、「10年以内35%」、「10年以上26%」、「不明1%」であった。
これを経営者年齢で分けてみると、やはり高齢者ほど5年以内に廃業を考える人が多く、年齢では65歳から75歳の時期を想定しているという結果となっている。
整備工場・板金塗装工場元気通信
車検FC加盟を契機に業務刷新
成果は社風改善、生産性向上など
岩手県一関市で農機具販売と整備を生業として創業したのが、現在の(株)フジテック岩手(会長千葉登美夫氏)である。現在は、子息の千葉昌嗣氏が二代目社長として社風を刷新中であり、車検のコバック加盟店として自動車販売、車検整備の受注拡大に励んでいる。
現在、同社の事業種目は、創業時の農機だけでなく、建機、車両、土木・水道工事など多岐にわたっている。地域のお客様のニーズに応える必然の結果形創られた業態だが、社員数56名という規模が、同社の強さを示す一方、経営の効率性で判断すると、問題点が少なくないことを示してもいる。
そこで、二代目社長が取組んだのが社員の平均年齢を下げることと、経営のダイナミズムを生み出す仕組みや社風づくりだった。自動車販売でグループ加盟を果たす一方、車検のコバックに加盟、業務の流れを一新している。飛躍的に生産性が上がっただけでなく、社員の活動など大きく改善して、同社事業の支柱に成長してきつつある。千葉社長も「思い切ってFC加盟したことが社風のダイナミズムを生み出しています。今後が楽しみです」と語っている。(月刊せいび界より転載)
入村社長お誕生日会
去る2月17日は入村社長のお誕生日でした!!
今年は喜寿のお誕生日です♪♪
本社会議室にてユピックグループ社員が揃い、お祝いをしました。
社長に喜んでいただけて、本当に良かったです。
入村社長、これからもよろしくお願い致します♪
(ユピックグループ社員一同より)