自動車整備業は本格的な縮減時代に突入
総売上高が前年比36億、実質は750億円減
自動車整備業の実情を把握した調査結果を、このほど日本自動車整備振興会連合会が発表しています。それによると、昨年度の自動車分解整備業は、整備工場数が前年比25工場増加の9万2160軒となった。
その一方総整備売上高は前年比36億円減の5兆5364億円と整備産業全体規模の減少は僅か。しかし、昨年の工賃値上げ率1.5%を差し引くと、実質値は5兆4417億円となり、整備業の規模縮減が大幅に進行していることが明らかとなっています。
整備産業が縮減する一方で整備工場の拡大、整備従業員数の増大がまだ続いており、個々の工場経営がますます厳しさを増している。
中小企業で赤字の比率が69%(25年度)となっているが、もともとは赤字率が一般企業に比べて低かった整備業も、ほぼ同時に落ち込んでいて、経営者の高齢化、後継者不在など考慮すると、今後10数年で経営を維持できなくなる整備業が急増すると懸念される段階に入っています。
年次 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 27/26 | |
項目 | |||||
整備工場数 | 専・兼業 | 72,242 | 72,224 | 72,234 | +10 |
ディーラー | 16,033 | 16,179 | 16,221 | +42 | |
自家 | 3,653 | 3,732 | 3,705 | -27 | |
総合計 | 91,933 | 92,135 | 92,160 | +25 | |
(億円)
総整備売上高 |
専・兼業 | 26,748 | 27,523 | 27,402 | -121 |
ディーラー | 25,105 | 25,195 | 25,364 | +169 | |
自家 | 2,364 | 2,451 | 2,367 | -84 | |
総合計 | 54,217 | 55,169 | 55,133 | -36 | |
整備関係従業員数 | 549,902 | 545,132 | 546,942 | +1810 | |
(千円)
年間売上高(一人) |
専・兼業 | 10,030 | 10,331 | 10,293 | -38 |
ディーラー | 21,994 | 21,905 | 21,998 | +93 | |
平均 | 13,617 | 13,822 | 13,830 | +8 | |
(千円) 年間給与(一人) |
専・兼業 | 3,519 | 3,540 | 3,521 | -19 |
ディーラー | 4,280 | 4,342 | 4,417 | +75 | |
平均 | 3,747 | 3,782 | 3,792 | +10 | |
自動車保有台数
(千台) |
79,625 | 80,273 | 80,674 | +401 |
カー用品市場は1兆1263億円
市販市場の縮小傾向がつづく
矢野経済研究所が毎年調査している国内の市販カー用品市場2014年実績が、このほど発表された。それによると出荷ベースで前年比97.7%の1兆1263億円と縮小が続いている。原因は、若者の車離れ、支出の抑制に加えて、2014年は消費税が8%に増税される駆け込み需要の反動も影響したとしている。
製品別には、タイヤ、アルミホイール、ドライブレコーダーの売上伸長が目立った半面、それまで伸長を引っ張り上げてきたカーナビゲーション、オーディオや、ドレスアップ商品、チューンナップ用品、オイル・ケミカル品などの落ち込みが規模の縮小につながった、としている。
こうした傾向は2015年、2016年も続くと予想されていて、市販カー用品は一部の成長期待品を除いて厳しい環境への対応策が必要と分析している。
整備工場・板金塗装工場元気通信
震災から復興した整備工場はいま
どん底を経て、感謝心が経営飛躍に
イギリスの政治家が箴言を残している。苦難こそ人を強くする意味を込めた「逆境は最良の教師」である。2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震は、被災地域住民だけではなく、日本人に恐怖といずれ自分も震災に遭う覚悟を突きつけた大震災となった。
整備業界でも甚大な被害に工場閉鎖、経営続行不可能となったところが、最大の被災地宮城県に多く出たことはいうまでもない。その中で東松山市の株式会社オートガレージ(岡壮彦社長)も、一時は再起不能とみられるほどの甚大な被災を受けた一人であった。あの時、会社で地震に遭遇した岡社長は「即 社員に家族の被害対策のため帰宅させたのが幸いした。1時間後には津波が押し寄せ、最後に車で避難したがそのまま波に飲まれ、車を捨てて逃げて助かった。」
だが、海から2キロも遡上した津波に、その半分内に位置した同社は、建物はかろうじて残ったとはいえ、内部機材は優に及ばず、お客様から預っていた車両をことごとく流される甚大な被害を受けたという。
すべてがないないつくしで、「支えられたのは業界グループの仲間の支援、寄せられた暖かい心、変わらぬお客様の支持でした。」と語る岡社長の目には涙があふれた。1年半後には同一地に工場再建を果たした。語りつくせぬほどの苦難を経た岡社長や従業員の心には多くの感謝心が強くなり、それがお客様を大切にする気持ち、お互いを思う気持ち、を強くし、結果的に会社の経営品質を高めている。それが、以前にもまして強い企業づくりにつながっている。
(月刊せいび界より転載)
今月の出来事
4月より総務部に配属される岩城です。
寒さも和らいで暖かい日も増え、春を感じる日が多くなってきましたね!
さて。今月もユピックではイベントが行われました。
まずは毎月恒例の「カレーの日!」
今回は私、岩城もカレー作りのお手伝いをさせていただきました。
美味しいカレーを食べて社員一同パワー注入できました!
もう一つは「入村社長のお誕生日!」
2月17日は入村社長のお誕生日でした。
お花とケーキをプレゼントし、全員でお祝いしました。
入村社長お誕生日おめでとうございます(^・^)
いつも大変にお世話になっております。総務部の高橋です。
先日はバースデイ休暇で暖かい国へ旅行がしたいと思い、台湾に行って参りました!しかし!!台湾に着いた途端に雨!とても寒いなあと思っていたらなんと!!雪が降り始めました!亜熱帯の台湾では60年ぶりだそうです。天気は良くありませんでしたが、夜市で食べた小龍包や巨大唐揚げが安くて美味しくてとても満足しました!次こそは暖かい国へいけたら良いなと思います。