年頭のごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。
皆様方には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。
2014年は、主な災害だけで徳島の豪雪、広島の豪雨、御嶽山の噴火など自然災害が起きることを実感させられた一年となりました。また、アベノミクスで景気好転が見込まれたものの、消費税8%スタートで中小企業や地方経済が冷え込み、
自動車のアフターマーケット業界にも悪影響が及んでいます。さて、ユピックグループの一年を振り返りますと、新規に立ち上げた部品の輸出事業、夏冬タイヤの預りプラス事業、出版社の整備試験と検査員教習のeテスト事業がようやく立ち上がりつつありますが、まだまだ十分な成果に至っておりません。加えて、本体の自動車リサイクル部品販売事業、タイヤ・アルミホイール販売事業、出版広告の強化事業など、どれも中途半端であり、もう一度原点に立ち返り徹底した足元固めに取り組んで行かなければならないと覚悟しております。
当社の2020年ビジョンで「お客様から認められ、愛され、感謝され、しかも社員がわくわくできる職場とする」を挙げ、強く実現することを目指しています。ですから、負けるわけにはいかない、Fight Fightの年になります。当社の存在意義を賭けて、全社員ひとりひとりがお客様にできることを考え、実行してまいります。引き続き、ご支援・ご鞭撻を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
末筆ながら、本年も皆様方のますますのご健勝とご多幸を心より祈念申し上げます。
自動車業界かわら版
”自動車の保有構造が大きく変動、今後の経営計画樹立の参考に!”
我が国の自動車保有台数は8千万台を超え、ほぼピーク次期に達しています。
それより早く日本の人口は減少し始めており、私たちの自動車ビジネスもいままでとは違う戦略を構築しなければならない時期に差し掛かっているのです。そこで、新年を迎えるに当たり3つの関連資料をご紹介して、お客様の戦略立案に役立てていただくこととしました。
① 自家用乗用車の保有台数
都道府県別に見た自家用乗用車の保有台数である。100万台未満、100万台以上、200万台以上、300万台以上の4つのランクで分けたもので、自社がどれだけのシェアを狙うのか、達成するには何が必要なのか、正月中にも構想するヒントにしたい。
② 保有台数と環境対応車の5年推移
保有台数は、乗用車とその他に分類しており、乗用車は毎年増加しているのに対して、トラックなどのその他車種が漸減していることがわかる。また、環境対応車では、ハイブリッド車と電気自動車の保有台数を見ているが、圧倒的にハイブリッド車の台数増が目立っている。
③ 平均使用年数と平均車齢の5年推移
人間の平均年齢に相当する車の平均年齢は5年推移をみてわかるとおり毎年確実に加齢していることがわかる。一方、平均使用年数は一次抹消台数が含まれる為、年々増加にはならず、26年3月値は乗用車の5年前より減じている。