乗用車の平均車齢7.95年に伸びる
平均使用年数は逆に0.27年に短期化
自動車の平均車齢が、20年連続して高齢化して乗用車が0.21年伸びて7.95年、貨物車が0.39年延びて0.43年となった。いずれも過去最高齢を記録しており、自動車整備市場などアフターマーケット市場拡大につながると期待されている。
自動車のアフターマーケット市場は、ストック保有台数、走行キロ数、車体の大きさに加えて平均車齢などが大きく市場規模を左右する。正確な測定値がないため推測と思われるが、車齢が1年伸びるだけで車の維持整備代がほぼ1兆円程度増大するという試算が出たこともある。その試算値から援用すると、この1年間の整備市場が2500億円ほど拡大している計算となる。こうした環境を活かすには、市場にある車輌に応じたきめ細かい診断と提案力が、ますます必要になっている。