ユピックニュース2022年7月

梅雨前線北上中

2022年7月号のユピックニュースをお送り致します。
多くの連休、イベントがあった5月とは打って変わって、6月は1日も祝日がありません。悲しいことです…。
しかもそんな悲しい月に追い打ちをかけるように、活発な梅雨前線により天気は崩れて、雨模様が多くなり
ます。お出かけしにくいのは勿論ですが、洗濯物が干しづらいという、切実な日常生活の問題もあります。
……部屋干しすると若干臭くなるので、週末だけでも晴れて欲しいところです。
さて、そんな梅雨ですが、そもそも何故「梅の雨」と書くかご存知でしょうか?
梅は基本的に桜の前に開花するので、梅の花と言えば大体の季節感は2~3月を指します。実際に季語として
の梅は春の季語となっていますので、多少の地域差はあるものの、概ね日本での共通認識と言っていいでしょう。
では、梅と梅雨は全く関係ないのか?
そんなことはありません。関係あるのは梅の「花」ではなく「実」の方です。
日の丸弁当、梅酒等で馴染み深い梅の実。こちらの収穫時期は6~7月にかけてです。つまりちょうど「梅雨」
の時期と重なるわけですね。このことから、梅の実が熟す頃に降る雨ということで、「梅の雨」と書くようになっ
たのではないかという説があります。
もう一つは、中国で黴(カビ)やすい頃にふる雨という意味で、「黴雨(ばいう)」と呼んでいましたが、同じ読
みで季節に合った「梅」に置き換わり「梅雨」になったという説です。実際に今でも中国では「梅雨(メイユー)」
と呼んでいるので、この時期の雨を「梅雨」と呼ぶようになったのは中国由来の言葉なのでしょう。
ちなみに日本由来の表現だと「五月雨(さみだれ)」があります。五月と入っていますが、これは昔の陰
暦での5月となっており、現在の新暦(陽暦)では大体6月前後を表しています。つまり昔の日本では梅雨のこ
とを「五月あたりに降る雨」という表現していました。
連続攻撃だからそれっぽく「裂乱れ」ではありません。断続的に降るような攻撃だから「五月雨」なのです。


自動車の事故・火災情報は年間1270件

点検・整備不足が主な原因にも

国土交通省では、自動車製作者等から報告があった自動車の事故・火災情報について、統計的にまとめている。このほど「令和3年事故・火災情報の統計結果」が公表された。

 

事故・火災情報の総件数は1,270 件であり、昨年と比べて57 件増加した。内訳としては、事故200 件(15.7%)、火災1,070 件(84.3%)であり、火災情報が全体の多くを占めている。なお、昨年と比べると、事故が10 件減少し、火災が67 件増加している。

 

 

事故 火災

合計(件)

令和3年

200

1070

1270

令和2年

210

1003

1213

 

 

初度登録年別(軽自動車にあっては初度検査年別。以下同じ。)事故・火災情報件数は、平成27 年初度登録車両における事故・火災件数が84 件と最も多くなっている。事象別にみると、事故件数は令和2 年初度登録車両が30 件と最も多く、火災件数は平成27 年初度登録車両が67 件と最も多くなっている。次に、初度登録年別における装置別の事故・火災情報件数は、ほぼ全ての登録年において原動機の占める割合は多く、平成26 年以降では制動装置の占める割合が多くなってきている。

また、初度登録年別・原因別の事故・火災情報件数は、原因が特定できたものの中で、点検・整備に起因するものが最も多く、次いで外部要因、社外品・後付装置によるものが多くなっている。

 

車種別事故・火災情報件数及び割合は、貨物車が467 件(36.8%)と最も多く、次いで乗用車が356 件(28.0%)となっている。事象別にみると、事故情報件数については、貨物車が83 件(41.5%)と最も多く、次いで乗用車が42 件(21.0%)となっており、火災情報件数については、貨物車が384 件(35.9%)と最も多く、次いで乗用車が314 件(29.3%)となっている。

 

装置別事故・火災情報件数及び割合は、原動機が208 件(16.4%)と最も多く、次いで電気装置が170 件(13.4%)、制動装置が120 件(9.4%)の順となっている。事象別にみると、事故情報件数については、制動装置が64 件(32.0%)と最も多く、次いで走行装置が28 件(14.0%)、原動機が25 件(12.5%)の順となっており、火災情報件数については、原動機が183 件(17.1%)と最も多く、電気装置が170 件(15.9%)、走行装置が78 件(7.3%)の順となっている。

 

総走行距離別事故・火災情報件数及び割合は、10 万km 超が444 件で(35.0%)と最も多く、次いで1 万km 超5 万km 以下が140 件(11.0%)、5 万km 超10 万km 以下が130 件(10.2%)の順となっている。事象別にみると、事故情報件数は、走行距離による傾向性はみられず、火災情報件数は、総走行距離5 万km 超が479 件と全体の約45%を占めている。このことから、事故情報は総走行距離との関係性はみられないが、火災情報は総走行距離が増えるにつれ増加傾向にある。次に、総走行距離別・装置別事故・火災情報件数を事象別にみると、事故情報件数割合は総走行距離に関わらず制動装置は高くなっており、火災情報件数割合では走行距離が増えるにつれて原動機の割合が高くなっている。

 

原因別事故・火災情報件数及び割合は、点検・整備が230 件(18.1%)と最も多く、次いで外部要因が119 件(9.4%)、社外品・後付装置が112 件(8.8%)の順となっている。また、特殊な使用等に分類される適切に使用することや保守管理を行うことにより防ぐことが可能と思われる不具合情報に係わる事故・火災情報件数は178 件(14.0%)となっており、原因が特定できたものの中では25.4%を占めている。事象別にみると、事故情報件数については運転操作起因によるものが37 件(18.6%)と最も多く、次いで点検・整備によるものが28件(14.1%)となっている。火災情報件数については点検・整備によるものが202 件(18.9%)と最も多く、次いで外部要因によるものが117 件(10.9%)、社外品・後付装置によるものが108 件(10.1%)の順となっている。

 

主な原因別事故・火災情報件数

 

 

事故

火災

合計

点検・整備

28

202

230

外部要因

2

117

119

社外品・後付装置

4

108

112

設計・製造

9

23

32

リコール等未改修

2

7

9

改造

0

7

7

リコール等改修作業ミス

1

1

2

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